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Hamilton de Holanda
2016/04/19
Brazil
hamilton de holanda(アミルトン デ オランダ)は、1976、ブラジル・リオデジャネイロに生まれたバンドリン弾き。
従来のG-D-A-Eの4コースに、低音のCコースを加えた5コース10弦のバンドリンを扱う。
即興演奏にかけてはジャズに先立つ演奏形態であるショーロと、コンテンポラリージャズをミックスした演奏で知られている。
5歳でバンドリンを始めた彼は、6歳で初演をし、Yamandu Costa、Mike Marshall、Joel Nascimentoなどの様々なアーティストと交流しながら、ついには複数のラテン・グラミー賞を取得するに至った。
バンドリンとマンドリンに大きな違いはなく、チューニングも一緒で、ほぼフラットマンドリンと同一視される。ただし、マンドリンがクラシック楽器としてバイオリンの影響を強く受けているのに対し、バンドリンはポルトガルギターの流れを汲んでいると見る向きもある。
確かにその演奏からは、バイオリンの繊細さ以上に、ブラジルのリズムと熱気、そして陽気さが感じられる。
▲バイオリニストのRichard Gallianoと共演した際の映像。3:08辺りからのソロは必見。完全にイッちゃっている
▲シンクロ率400%、STEFANO BOLLANIとのフリージャズセッション。コードがどうの、展開がどうのと言う次元を完全に超越してしまっている。徐々に世界観がまとまっていく過程がたまらない。Hamilton de Holandaは数多くのミュージシャンと共演しているが、STEFANO BOLLANIとの相性の良さは群を抜いているように思える。4:10からの絡み合いが素晴らしい。
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